学習委員会委員長挨拶
仲泊 聡
日本ロービジョン学会学習委員会委員長
第12回日本ロービジョン学会研修会の内容は、ロービジョンケアに関わる最新の情報と基本的な知識を網羅した、非常に充実したプログラムとなっています。
特に、補装具のルールについての徳井厚生労働省専門官からのご説明は、最新の規制や方針を理解する上で重要です。また、国立障害者リハビリテーションセンター病院の堀先生による厚生労働省が実施した「生活のしづらさなどに関する調査」結果のご解説は、視覚障害者の現状に基づく支援のあり方を考える貴重な機会となるでしょう。さらに、広島大学の氏間先生による「読字」の評価に関するご講演は、ロービジョンケアの現場で重要視される技術や知識を習得する助けになります。
この研修会を通じて、ロービジョンケアに携わる専門家が、補装具の最新情報や視覚障害者の生活に関する現状を正しく理解し、日常のケアに役立てることが期待されます。また、読字評価に関する知識を深めることで、視覚障害者に対するより適切な支援が提供できるようになるでしょう。この研修会が、皆様のスキルアップと視覚障害者の生活向上に寄与することを心より願っています。