第33回中国四国眼科メディカルスタッフ講習会
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会長挨拶

小路 竜一
香川県眼科医会会長

 今年の第33回メディカルスタッフ講習会は香川県眼科医会が開催させて頂きます。開催形式に関しましては様々な意見がございましたが、今回はオンライン形式とさせて頂きます。オンデマンド配信も昨年同様に1週間後から予定しております。本講習会は眼科医療に携わるメディカルスタッフを含む医療従事者や眼科での就職を希望されている学生の皆様におかれまして、重要な知識を得ることができる貴重な機会となっております。

 第1題目のご講演は、3歳児健診における屈折検査機器の導入に国からの補助金が交付されました事に伴い、使用頻度の増えているスポットビジョンスクリーナについて、実際の使用経験をふまえてその有用性についてお話しいただきます。第2題目のご講演はロービジョンケアです。病気を克服できた方もいれば、完全な回復が難しく日常生活や社会活動に支障があり困難を感じている方も少なからずおられます。そのような後者いわゆるロービジョンの方々に対して、私達医療従事者がどのようにアプローチしていけばよいか具体的に実践的なお話しを伺います。第3題目は、外来で遭遇する頻度あまり多くはありませんが、来院された場合に適切な診断や、専門家への紹介が必要かどうかの見極めが大切になる神経眼科領域の基本について、経験豊富な先生にご講演をお願いいたしました。

 どのご講演も眼科診療において欠かせない要素が含まれておりますので、ぜひふるってご参加ください。今講習会にご参加頂きました皆様のスキルアップにつながりましたら幸いです。

 最後になりますが、眼科診療現場におかれまして尽力されているスタッフの皆様方のご健勝と一層のご活躍を祈念いたします。