開催日程
2024年3月1日(金)~31日(日)
開催形式
オンデマンド配信
発表方法
英語によるポスター発表
学術集会長
近藤 麻理 
関西医科大学看護学部
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学術集会長挨拶

第5回 国際ケアリング学会 学術集会長
近藤 麻理(関西医科大学看護学部)

 看護学の研究成果を、関西医科大学看護学部に来て発表していただきたいと思い、この学術集会長をお引き受けしてから、すでに数年が過ぎてしまいました。しかし、ようやく2024年3月にオンデマンドで英語のポスターを発表する準備が整いました。本当に、皆様には長い間お待たせすることになってしまいました。

 この学術集会のテーマは、Imagine-イマジン-です。そして、 “私たちが生きるこの21世紀、ケアリングは、すべての人に届いているのだろうか? その答えを探しながら、世界と日本の人々の現実に耳を傾け、想像し、考える機会としたい” と、そこに込めた意味を、第5回国際ケアリング学会学術集会のタイトルにしました。これは、主催する国際ケアリング学会の目的である、「ケアリングの国際的な学術交流の促進を通して、世界の人々の健康と安寧および世界平和に貢献する」に、ヒントをいただいています。

 講演は英語で行われ、本学会理事長の安酸史子先生、学術集会長の私、近藤麻理。そして、何よりもうれしいお知らせは、名誉会長であるJean Watson博士からのメッセージが届けられることです。さらに、世界の人々の現実や日本の看護を考える機会として、海外での看護活動を実践している演者に、看護学のグローバルな視野を広げることのできるご講演を企画しています。

 さて、企画委員会での議論の中では、「ケアリング」という言葉にとらわれすぎず、広く看護学の研究を英語でポスター発表できる学術集会にしたいと検討を重ねました。「ケアリング」の研究しか発表できないと思われている方がいましたら、それは誤解です。学会員でなくても、この学術集会には参加し発表することができます。特に若い世代の研究者には、多くの賞も用意しておりますので、是非ともご応募していただきたいです。そして、これを機に本学会にも関心を持ち、会員になっていただけると嬉しく思います。

 多くの研究者や大学院生の皆様にとって、オンデマンドによる国際学会での英語ポスター発表の良い場となり、また、世界の看護学の今とこれからを “想像”する機会になることを願っています。